先日、電力自由化について調べた結果をまとめてました。
更に調べたところ新規参入事業者への乗り換えに疑問が生じてきたので詳しく説明します。
本当に新規事業者がお得なのか?
比較サイトでシュミレーションしたところ、現在の電気事業者の割引プランが一番お得という結果になったのですが、新規事業者よりお得なのでしょうか?
現在の事業者でプランを見直すことも忘れずに
比較サイトでオススメされたのはピーク抑制型時間帯別電灯(ドリーム8エコ)というプランです。使用頻度の低い日中の料金がやや高めで夜間が割安になるというプランです。
前回比較検討していたauは現在の電気事業者のプランと同額。そこからいくらかキャッシュバックという金額でしたが、上述したピーク抑制型の割引に比べると魅力は薄いものでした。
このように新規事業者に乗り換えるのが一番割安になるというわけではないようです。
事業者によっては急いだほうが良いかもしれない?
東京電力や関西電力などお得な電気料金プランの新規加入が2016年3月31日で受付終了する場合があります。
4月以降の新プランが順次出てくるようですが、受付終了前に最適なプランが無いか再度確認してみるのが良さそうです。
東京電力
<2016年3月31日をもって新規ご加入の申込受付を終了する電気料金プラン>
時間帯別電灯[夜間8時間型](おトクなナイト8)、
時間帯別電灯[夜間10時間型](おトクなナイト10)、
季節別時間帯別電灯(電化上手)、
ピーク抑制型季節別時間帯別電灯(ピークシフトプラン)、
時間帯別電灯(夜得プラン)、時間帯別電灯(朝得プラン)、
時間帯別電灯(半日お得プラン)、曜日別電灯(土日お得プラン)、
低圧高負荷契約(おまとめプラン)、農業用低圧季節別時間帯別電力、
深夜電力、融雪用電力
*深夜電力および融雪用電力は、高圧以上で電気の供給を受ける場合も含まれます。
平成25年3月31日をもって新規加入の申込受付終了のメニュー等について|東京電力
関西電力
<新規加入を停止する電気料金メニュー等>
- ・深夜電力、第2深夜電力、低圧蓄熱調整契約
- ・通電制御型蓄熱式機器割引、5時間通電機器割引
現在の契約プラン・種別は何か?
契約種別は従量電灯B、従量電灯C、時間帯別電灯などが一般的ですが、検針票を見ると契約種別が記載されているので要チェック。
各社の4月以降の対応状況
各社の新料金プランもしくはシュミレーションページをまとめました。
新プランについて記載がない事業者もあります。
シュミレーションは新プランはまだ含んでいないところや、既に適用済みのところなど混在していましたので注意して比較する必要があります。
北海道電力
まったく4月以降プランについて記載なし。。特に変更はないんでしょうか。
東北電力
旧時間帯別プランが3月31日で新規受付終了します。新プランと比較して旧プランのほうがお得であれば急いだほうが良いですね。
北陸電力
深夜電力、時間帯別など一部プランが3月31日で新規加入停止となるようです。こちらも新プランと比較しておきたいですね。
中部電力
東京電力エリアと中部電力エリアの方向けに分かれているんですね。コンテンツ作りには力が入っていました。
9月30日でEライフプラン(3時間帯別電灯)、タイムプラン(時間帯別電灯)、ピークシフト電灯の新規加入停止のようです。
ご家庭のお客さま向け新料金メニュー | 新料金メニュー | 中部電力はじめる部
中部電力|電気料金シミュレーション - 各種電気料金シミュレーション
東京電力
料金プラン一覧 (ご家庭のお客さま)│はじまる!電力自由化│東京電力
関西電力
3月31日で深夜電力、第2深夜電力、低圧蓄熱調整契約などのプランが受付終了。
中国電力
既に新メニューが反映されているシュミレーションとなっているようです。
時間帯別電灯(エコノミーナイト)、ファミリータイム、深夜電力、電灯ピークシフトプランなど3月31日で新規加入受付停止。
四国電力
時間帯別電灯、ピークシフト型時間帯別電灯、スマートeプラン、深夜電力など3月31日で新規受付終了。
九州電力
季時別電灯、時間帯別電灯、ピークシフト電灯、深夜電力など3月31日で受付停止。
沖縄電力
深夜電力が3月31日で受付停止。新プランは今のところなし。
https://www.okiden.co.jp/shared/pdf/news_release/2016/160128_01.pdf
最後に
ほとんどの事業者は契約中の既存プランは4月以降も引き続き利用できるようでした。新電力事業者を検討していたのですが慌てて変更する必要は無さそうです。
ただ受付停止するプランが各社ありますので、自分にあったプランが無いか調べてみることをオススメします。