以前、知人に中国の支付宝(Alipay)が非常に便利で、飲み会の割り勘などで使われるほど浸透しているという話を聞きました。
そんななか今日会社の人に教えてもらった「AnyPay」が全て無料で利用可能(決済〜個人間送金)できる超便利なサービスのようなので使ってみました。
AnyPayサービスは終了しています。
AnyPayって?
Anypay(エニーペイ)は2016年9月にサービス開始した月額、初期費用無料の決済サービスです。
2016年11月現在、決済手数料無料のキャンペーン中ですので完全に無料で利用することが可能です
※ ただし、5000万/月を超える場合は、超過した売上の2.8%の決済手数料が発生します。
AnyPayの特徴
「手軽にオンライン決済を導入できるサービス」ということで審査不要で誰でもアカウントを作れます。初期費用、月額費用が一切かからず無料で始めることが可能。
また、URLやQRコードで決済可能なので個人間決済が非常に簡単に出来ます。
アカウント作成
早速サイトにアクセスして「今すぐ始める(無料)」をクリック。
ソーシャルアカウントからか、情報を入力して会員登録をします。
今回はTwitterアカウントで登録してみました。「連携アプリを認証」をクリック。
あっという間にアカウント作成できました。連携ボタンをクリックしただけなので30秒もかかってません。
商品の登録
決済手続きをするためにはまず商品を登録する必要があります。「新しい商品を登録」から商品を登録します。
必要な情報を入力していきます。
カテゴリー(必須)
物販、ダウンロード販売、サービスチケットの中から近いものを選びます。登録例を見ると、物販は服など実際にあるもの販売に。ダウンロード販売はイラストや写真などの販売。サービスチケットはレッスン代金などを選ぶと良いようです。
なおダウンロード販売時にアップロードできるファイルは以下の通り。
- 画像ファイル: jpg jpeg gif png bmp ico
- 音楽ファイル:mp3 ogg
- 動画ファイル:mp4 wmv mpg mpeg ogm mov
- Markdown形式: md markdown
- プレーンテキストファイル:txt csv
- PDF: pdf
- リッチテキストファイル: rtf
- フォントファイル: ttf ttc otf fon
- Adobe Photoshop / Adobe Illustrator: psd ai eps
- Microsoft Office: doc docx xls xlsx ppt pptx
- ZIPファイル: zip
商品画像
最大6枚まで画像を登録できます。6枚あれば商品の状態などを伝えやすいですね。推奨サイズは600px x 600px以上。
商品名と説明(必須)
商品名(40文字まで)、説明文(1000文字以内)。手続きが手軽な分、トラブルにならないよう注意事項などはしっかり記載すると良さそうです。
販売価格と月額課金(必須)
販売価格、自動課金するかしないかの選択。なんと購読(自動課金)まで出来るとは・・・。これは便利ですね。
必須項目の設定(必須)
以下、購入時に必須か不要かを設定します。
- 購入者の名前
- 購入者の電話番号
- 購入者の住所
- 購入者のメールアドレス
販売ステータス(必須)
自分のショップのように商品一覧が作成されます。そのため現在販売中(出品中)か販売停止中か、商品の状態を設定します。
在庫数(必須)
商品数を設定します。
オプション設定
在庫状況の表示、非表示。商品のURL、購入完了メールのメッセージ、検索設定など設定できます。個人的にやり取りするための商品登録時は検索エンジンに登録しないほうがよさそうですね。
以上で登録できてしまいました。本当に簡単です。登録した商品は「マイショップ」からURLにアクセスすると表示できます。
ショップを見ると1番下に登録されていました。上の3つはサンプルで登録されていたものです。
ログイン状態で自分のショップを表示するとご自身の商品の購入はテスト購入になりますと書かれており購入手続きをしてもテスト購入になるようです。
実際に決済してみた
ショップに登録した商品を実際に決済してみました。ちなみに利用できるカードはVISAかMASTERのみです。
クレジット情報と登録時「必須」にした項目を入力して「購入」ボタンをクリック。
購入できました。
前述した通り、本人だとテスト購入になるため「支払いの記録」にも「売上の記録」にも何も残っていません。
売上ステータスもしっかり
決済したは良いけど商品を送っていない、届かないなどがあるとトラブルになります。
ダウンロード販売の場合は即時ダウンロードできますが、物販、サービスチケットの場合は売上の記録ステータスの仕組みが用意されています。
売上確定までのフローは以下のイメージ。
無料でここまで出来るとは・・・ほんとに便利ですね。
なお、銀行口座への振込は1振込あたり200円(税込)が発生するのと1年の振り込み申請期限があることは注意してください。売上金から商品購入も可能です。(もちろんAnyPay内だと思いますが・・・)
こんな使い方ができる
写真やイラストを売りたい、ハンドメイド商品を売りたいけど決済サービスは面倒そうで導入できていない方。
イベント、パーティー、合宿などの集金などで。飲み会もまとめてクレジット払いでみんな嬉しい。(ポイントつくしね!)
不用品の販売に。フリマアプリは手数料がかかるし、リサイクルショップは買い叩かれる・・・。ブログやSNSから自分で紹介すれば直接販売も可能に。
他社サービスとの簡易比較
AnyPay | Line Pay | 楽天 Pay | SPIKE | |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
決済手数料 | 無料 | 無料 | 3.24〜3.74% | 無料(月10万円まで) |
振込手数料 | 200円(税込) | 216円(税込) | 無料 | 500円 |
※SPIKEはフリープラン
※楽天 Pay決済手数料はカードの種類により異なります
※SPIKE コンビニ決済の場合は2.95%+30円/月
※楽天 Pay振込手数料は楽天銀行の場合無料。その他金融機関は210円(税込)
最後に
Line Payでも個人間取引は可能ですが、Line Payの場合はプリペイドカードっぽい使い方が主なイメージ。一方AnyPayは商品販売に特化しているように思えました。
こんなに手軽で費用がかからないとなると、クレジットカード決済手数料のかかるBASEなどからの移行ユーザーも多くなりそうですね。
とにかく個人が便利に使えそうなサービスなのでうまく活用してみてはどうでしょうか。
AnyPayサービスは終了しています。