こんにちは。会社の保有ドメインの担当者名が全部わたしになっており本名ダダ漏れのケーです。
先日、Twitterを眺めてたら守形レイジ (id:sugatareiji) さんのこんなツイートを見かけました。
ドメイン更新なんだけど、フーイズ代行高いわ。
お名前ちね。— 守形レイジ@涙拭けよ (@SugataReiji) 2016年9月5日
お名前.comは最初にWhois代行申し込めば、永年無料だったのですが、途中申込みだと毎年費用がかかります。
注意
お名前.comはドメインプロテクション1ドメイン1,078円/年間(税込)かかります。
バリュードメインはWhois情報公開代行が無料なのでちらっとオススメしてみたのですが、せっかくなので手順をまとめておきます。
Whois情報公開代行とは?
ドメインを所有している人の情報やIPアドレスなどインターネットユーザーが誰でも参照できるのがWhois(フーイズ)というサービスです。
例)はてな(hatena.ne.jp)のWhois情報
プライバシー保護の観点から、情報を非公開にすることができるのがWhois情報公開代行といいます。
ドメイン移管手続きの注意事項
以下の項目に該当していると移管が出来ないので確認してください。
- ドメインの期限が既に切れている
- ドメインの期限が14日以内に切れる
- 移管元ドメイン登録業者で登録後(取得後)60日が経過していない
- 移管元ドメイン登録業者でドメイン復活(更新)手続きを行ってから45日経過していない場合
- ドメインロックがかかっている場合
- ドメインの有効期間が9年以上ある場合
- ドメイン公開データベース(Whois)にドメイン登録者連絡先として自分のメールアドレスが登録されていない、もしくはそのメールを受信できない
その他にも移管できない場合ケースがありますので、念のため移管時の注意事項はチェックしたほうが良いでしょう。
移管の流れ
大まかな移管の流れは以下の通り。
1. お名前.comでAuthCodeの取得、Whois情報の確認(メールが正しいかどうか)
2. Value Domainから移管手続き
3. メール受信〜承認
4. Value DomainでDNS設定
5. Value Domainのネームサーバーに変更
トランスファーロックをかけられるレジストラ(ドメイン登録業者)の場合は、ロック解除の工程も入りますが、お名前.comでは無いようでした。
1.お名前.comからAuthCode(オースコード)の取得
移管手続きをする場合、不正にドメインを取られてしまわない為にドメインに割り当てられているAuthCodeが必要になります。
AuthCodeを取得するにはドメインNaviにログインしてください。
ログイン後、メニューのNavi TOPへ移動。ドメイン一覧のドメイン名をクリックします。
AuthCodeの「表示させる」をクリックすると10文字程度の文字列が表示されるので控えておきます。
移管手続き中、登録者情報にあるメールアドレスにメールが届きますので、ドメイン詳細以下のメールアドレスをチェックしておきます。
届かないメールアドレスを指定していると移管に失敗しますので、必ず受信できるアドレスにしておいてください。
2.Value Domainから移管手続き
あらかじめ、バリュードメインのアカウントは作っておいてください。
ログイン後、ドメインセクションの「ドメインの移管」をクリックします。
このページには移管の注意事項が記載されているので目を通しておくようにしてください。
ページ下のほうにスクロールすると入力ボックスがありますので、ドメインを入力して「次のステップへ」をクリックします。
ここでは課金額をチェックして一度戻ります。
※ 移管には1年分の更新料が必要となります(WHOISで表示されているドメインの有効期限が1年延長されます)。
左メニューの「支払い」をクリックします。
クレジットカードによる手動決済をクリックします。(※その他の支払い方法でも問題ありません)
先ほど確認した課金額を入力して、「次の画面で内容を確認」
その後カード情報入力などをして決済完了させるとアカウントに課金されます。
もう一度「ドメインの移管」ページヘ移動。
ドメイン名を入力して「次のステップへ」
例)
blog.hogehoge.com
→ hogehoge.com
www.hogehoge.com
→ hogehoge.com
認証鍵を入力して、ドメイン名に間違いはないか確認して問題なければ「移管申請」ボタンをクリックします。
移管が完了するまで1〜2週間かかる場合もありますまずはメールが来るのを待ちましょう。
移管の進捗については、以下のURLより確認可能です。
https://www.value-domain.com/transfer.php?action=getorder1
メールで承認
2〜3日程度でWhoisに登録しているアドレス宛に【重要】トランスファー承認手続きのお願いというメールが届きます。
ドメイン名を確認して、承認手続きをするURLへアクセスします。
トランスファーを承認する場合は「承認する」、拒否する場合は「拒否する」をクリックしてください。
確認画面が表示され、内容に問題がなければ「完了」をクリックします。
問題がなければ1週間程度で以下のページで「正常に移管されました」と表示されます。
https://www.value-domain.com/transfer.php?action=getorder1
※ なんらかの理由で移管に失敗した場合は、自動的に返金処理されます。原因を確認後、再度手続きをしてください。
Value DomainでDNS設定
移管が無事完了しましたらValue Domain側にDNSの設定をします。
ドメインの設定操作画面のドメイン一覧より移管したドメインのDNS/URLをクリックします。
利用しているサーバーにあわせて入力して「保存」ボタンをクリックします。
Value Domainのネームサーバーに変更
そのままだとお名前.comのネームサーバーが設定されたままのため、Value Domainのネームサーバーに変更します。
「当サービス内のネームサーバー(ns1〜5.value-domain.com)を利用する」をクリックするとフォーム内のネームサーバーが切り替わりますので、その後「保存する」で変更完了です
DNS/URL 設定例
固定IPのあるサーバーの場合
サーバーIP:11.22.33.44
設定ドメイン:test.com と www.test.com
a @ 11.22.33.44 a www 11.22.33.44
はてなブログの場合
cnameのあとのwww部分は利用しているサブドメインにあわせて変更してください。
例1)www.hogehoge.comの場合は以下の設定になります。
cname www hatenablog.com.
例2)blog.hogehoge.comの場合は以下の設定になります。
cname blog hatenablog.com.
※ DNSの設定にはTTL(Time To Live)と言うキャッシュの生存時間があるため慌てて設定する必要はありませんが、移管が完了後は速やかにDNS/URL設定をしましょう。
Value DomainでWhois代行設定
次にWhoisの代行設定を行います。ドメインの設定操作画面のドメイン一覧より移管したドメインのWHOISをクリックします。
ページが表示されましたら、一番下までスクロールすると「名義を代理公開する」という項目がありますので「ここをクリック」をクリックします。
注意事項を確認して「OK」をクリックします。
登録者情報を代理情報に切り替わっているのを確認しましたら、ページ下部にある「変更」ボタンをクリック。これで完了です。
5〜30分程度で反映されますので、念のためWhois確認サービスで確認してみてください。情報が正しく反映されていれば、ValueDomainの匿名情報に変更されているはずです。
ANSI Whois Gateway: ドメイン名 / IPアドレス検索サービス
最後に
工程が多いので初めてだと不安かもしれませんが、手続き的には割りとシンプルですので、慣れればすぐ出来ると思います。
しかし頻繁に行う手続きではありませんので、なかなか覚えにくいところも・・・・。もし移管される際には参考にしていただければと思います。
以上、お名前.comからValue Domainへのドメイン移管をさせる時の手順でした。
この情報は2016年9月時点の情報です。手順作成には細心の注意を払っておりますが、ドメイン移管に関しては自己責任でお願いします。