メールフォルダを見ると毎日迷惑メールが大量に溢れており、フィッシング詐欺がの手口に引っかかるリスクが高まっています。
本記事では、最近届いた日本郵政を騙る迷惑メールの例を共有し、その危険性と見分け方をご紹介します。特に、リンクをクリックするとフィッシングサイトに誘導される可能性が高いため、慎重な対応が必要です。この記事を参考に、身近な方々にも注意喚起をお願いします。
メールの内容
メールの差出人は日本郵便<info-post.japanpost-involveative.photwriteture-catch@service.x2723.cn>でドメインが中国のものです。メール送信元は北アメリカおよびサブサハラ・アフリカのIPアドレスと照会されました。
メールタイトルは「日本郵政株式会社:確認が必要」という内容でフィッシングメールの常套手段でもある差し迫った物言いとなっています。
本文は以下の通り。
ここにあります
今回は日本郵便株式会社が「お世話になりました」を使用しました。
ご要望の内容によっては、資料に記載されている情報に誤りがある場合がございます。別のメッセージを送信する前に、私の希望を確認するためにもう一度メッセージをお送りします。
以下の確認リンクからバッチ番号を確認し、間違いがあれば修正してください。
アカウント情報の一部が間違っているため、アカウントを維持するにはアカウント情報を確認する必要があります。アカウントにログインし、次の情報を更新してください
確認する
ご協力ありがとうございます。
日本郵便株式会社
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メールの分析
差出人の不自然な点
今回のメールは送信元のメールアドレスservice.x2723.cnから送られてきていました。中国ドメインですがサーバーはアメリカ(もしくはアフリカ)のようです。
日本郵便のドメイン post.japanpost.jp とは全く異なります。
本文の内容
「ここにあります」「今回は日本郵便株式会社が「お世話になりました」を使用しました。」といきなり意味不明な文章で、具体的な契約情報や詳細情報の記載は一切ありません。
何の目的のメールを偽装しているのかもわからないほど日本語がおかしいです。
また「アカウント情報の一部が間違っているため、アカウントを維持するにはアカウント情報を確認する必要があります。」といった緊急性を煽る表現はフィッシングメールの典型的な手法と言えるでしょう。
フィッシングメールの見分け方
メールのリンクからではなくアプリやブラウザから公式ウェブサイトへアクセスし、自分の請求情報を確認してください。用意されていれば公式アプリを利用するのが安全です。
メールにリンクがある際には、クリックする前にマウスカーソルをあわせてリンク先のURLを確認しましょう。公式サイトのURLと異なる場合は詐欺ですので絶対にクリックしないようにしてください。
なお、スマホの場合はリンクを長押しすると「開く」「コピー」「共有」といった選択肢のダイアログがでますので、上部に表示されたURLを確認するとよいでしょう。
iPhoneのOSによってはリンクを選択して「調べる」を選ぶと以下の画面のように情報を閲覧できます。
まとめ
本記事では日本郵便を騙る、迷惑メールについて紹介しました。
迷惑メール(フィッシング詐欺)は年々巧妙化しており、誰もがターゲットになる可能性があります。今回のようなメールに遭遇した場合は、絶対にリンクをクリックせずに冷静に対応するようお願いします。
さらに自分の身を守るだけでなく、家族や友人にも情報を共有することが大切です。日頃から疑わしいメールには警戒心を持ち、安全なオンライン活動を心がけましょう。
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