更新:2018/6/13
最近、テレビなどで携帯電話会社のauが「auでんき」のCMをやっていますよね。
携帯会社なのになんで電気?と思いますが2016年4月から電力の自由化が始まるからなんです。
電力小売全面自由化って?
これまで家庭や商店向けの電気は、各地域の電力会社(東京電力、関西電力等)だけが販売しており、家庭や商店では、電気をどの会社から買うか選ぶことはできませんでした。
2016年(平成28年)4月1日以降は、電気の小売業への参入が全面自由化されることにより、家庭や商店も含む全ての消費者が、電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになります。
つまり、ライフスタイルや価値観に合わせ、電気の売り手やサービスを自由に選べるようになるのです。
引用:経済産業省 エネルギー庁
つまり、今までは地域の電力会社の一択しか選択肢がなかったのがほかの電力供給会社を選べるようになるのです。
どんな供給会社があるのか?
地域によってガス会社、ケーブルテレビ業者など供給会社が異なります。
以下の事業者一覧を見ると自分が住んでいるエリアの対応事業者がわかります。
自分の家は何が最適なのか?
供給会社は多数ありますが、まだサイト整備などが終わっていないのかサイトで料金体系がわからないところがほとんどです。
シュミレーションをするなら以下の比較サイトが便利です。
その他にもサービスサイトによってはシュミレーション可能なので試してみました。
auでんき
auでんきでもシュミレーションしてみました。1月の請求書があればスムーズにシュミレーションができます。
シュミレーションによると年間3533円安くなるようです。auでんきの場合は今と同じ値段で携帯を契約している場合キャッシュバックがあるようですね。
auでんきはauスマホ、携帯電話の契約がある場合、毎月の電話料金の最大5%相当をau WALLETへキャッシュバックしてくれます。
引用:auでんきセット割
ENEOSでんき
ガソリンスタンドでおなじみのENEOSもシュミレーションができるので同じようにやってみます。こちらも年間3414円割引が適用になるようです。
が、残念ながら北海道はエリア外でした。。
対象エリア
茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県の一部(富士川以東)
※離島を除く
※高圧一括受電や社宅など、建物全体で一括でのご契約をしている方は対象外です
エリア内の方は是非試してみてください。
ENEOSでんきは、普段ENEOSでガソリンや灯油を給油している方はENEOSカードを使うとお得になります。Tポイントが貯まるのもポイントですね。
- ENEOSカードS ガソリン・軽油代が2円/L引き、灯油代が1円/L引き +1円/L引き
- ENEOSカードP 最大3%ポイント還元 +1円/L引き
- ENEOSカードC・NICOS 毎月のカード利用に応じて最大7円/L引き+1円/L引き
- 長期割引(2年間)
- 特別提携カードでポイントが多く貯まる
- Tポイントが貯まる
電気の品質は変わらないの?
物理的な電力供給の仕組みは変わらない為、電気の品質自体は従来と変わらないようです。新電力会社だから停電になりやすいなどもないです。
電気供給契約を切り替えても、電気の品質や信頼性は従来と一切変わりませんし、停電のリスクが現在と比べて高くなるということもありません。
というのも、従来の送配電網(ネットワーク)には、新電力の発電所や電力会社の発電所など、ほとんどの発電所からの電気が流れ込んでいるため、ご家庭に届く電気の品質が小売事業者によって異なることはありません。また、どこかの発電所がトラブルで止まったとしても電力不足にならないよう、ネットワーク全体でバックアップする体制が整備されています。このため、例えばある新電力の発電所でトラブルが起こったとしても、その新電力と契約しているご家庭だけが停電になることはありません。(ただし、落雷などによる停電の場合は、契約している小売事業者に関わらず、影響を受けたエリア全体が停電します)
引用:電力供給の仕組み|電力小売全面自由化|資源エネルギー庁
電気事業者を変えるにあたって何か準備が必要なのか?
スマートメーター
スマートメーターは通信機能がついている電気使用量の検針機で、電気事業者変更には設置が必須になります。
スマートメーターが設置されていないご家庭は、スマートメーターへの交換が必要になります。
切り替え先の電力会社へのお申し込み後、現在契約している地域の電力会社から交換作業の工事予定日の連絡が入ります。
※スマートメーターへの交換には、原則費用はかかりません。(ただし、メーター交換に伴う工事に費用がかかる場合があります。)また、交換時には停電(目安:1軒あたり約15分)が伴う場合があります。
引用:経済産業省 エネルギー庁
従来の電気メーターからスマートメーターという遠隔機能付きのメーターが必要になります。北海道電力では2015年から9年間かけて全世帯に設置する予定ではありますが、切替希望の場合は順次対応していただけるようです。
その他、手続きの手順や必要書類等は以下のサイトにまとまっています。
便利になる一方でスマートメーターの電磁波の人体への影響も危惧されているいるようです。
まとめ
電力自由化で、生活スタイルにあったお得な割引を選択できるように変わります。
ただスマートメーターの危険性も無視できないのですね。。無線ではなく電話回線など有線での通信はできないんですかね?コストの問題で無線なのかなぁ。。
一時的な囲い込みで割引しているというのもありますので少し様子をみるのも選択肢ではあるようですね。