更新:2018/10/23
こんにちは。少し前の話になりますが大腸がん検診で要精密検査になりました・・・。
要精密検査になると内視鏡検査をする必要があります。これから検査をする予定のある方だと不安に感じると思います。わたしもそうでしたから・・・。
今回は実際にわたしが体験した検査までの話と当日の流れを紹介したいと思います。
がん検診推進事業というのがある
がんは我が国において、昭和56年から死亡原因の第1位であり、がんによる死亡者数は年間30万人を超える状況となっています。
このため、一定年齢の方を対象に、がん検診(子宮頸がん検診、乳がん検診及び大腸がん)の「検診無料クーポン」と、がんについてわかりやすく解説した「検診手帳」が配布されることとなりました。
参考 がん検診推進事業について
がんによる死亡者数が多いが、がん検診の受診率が低いため、一定の年齢でがん検診の無料クーポンを自治体から発行するので検査してくださいね。というもの。
女性の場合、子宮頸がん検診・乳がん検診の検診案内(無料クーポン)を対象年齢の方に配布されており、男性は大腸がん検診の無料クーポンが配布されていました。
大腸がんは40歳から増加
年齢別に見ると40歳から右肩上がりで増えており、男女ともに臓器別のがん診断数が多いのがわかります。
引用:大腸がんの患者数はどれくらい? - 大腸がん情報サイト
そのため、わたしの住む自治体からも40歳から大腸がん検診の無料クーポンが送られてきました。
大腸がん検診自体は簡単
大腸がん検診はいつもの健康診断と同じように検便を提出するだけなのでとても簡単。
毎年健康診断で提出をしていて一度も引っかかったことはないので、「やらなくても良いかな?」と思っていましたが、「無料だしやっといたら?」と妻に言われ、検査をすることに。
検診結果が届いたあとから検査病院が決まるまで
忘れた頃に検査結果が戻ってきました。なんと潜血があるとのことで要精密検査。早めに検査をしてくださいという通知をもらいました。
しかし調べてみると内視鏡検査は事前に診察〜薬を貰って、後日検査をするというものらしく予定を立てにくいのです。
病院に行けないまま1ヶ月程度たった頃、最寄りの保健施設から仕事中に電話が。
「まだ検査を受けてないのなら早めに受けてください。」「もしもの場合でも、早期発見で完治することが多い」と、とにかく早く受診〜検査をし欲しいという内容。
ひとまず病院は調べていたのと、検査をする意志はある旨を伝えて一旦終了。
続いて、最初の検診(検査)をしたと思われるがん検診センターから封書が届き、「当センターでも内視鏡検査が可能ですので、まだ検査をしてない場合はご連絡ください」という内容のもの。ほかの病院で予約するよりこっちのほうが早そうなのでお願いすることにした。
まずは1回目。検査の説明を聞くために仕事を半日休んでがん検診センターへ。
順番が回ってきて話してみると、「当センターは病院ではないので、万が一治療の必要があった場合、こちらでは治療が出来ないため他の病院を紹介させてもらいます」「病院側で治療する際、その病院で再度検査を受ける必要があります」という・・。
何も無い場合は良いけれど、もしもの時は二度手間感ハンパないです。
悩んでいると「お仕事されている方の場合、何度もお休みを取れないのでやっぱり病院でという方もいるんですよね」と言う・・・。
ここに来るまで他の病院を検討していたことを話すと、「◯◯病院は内視鏡検査でも有名ですし、麻酔科もありますので苦痛は少ないですよ」「こちらは病院ではないので麻酔も使えないので、人によっては苦痛を伴います・・・」
「あ、やっぱりそっちの病院にします。」と速攻言いました(苦笑)
電話で問い合わせすると若干のたらい回し後、1回目の予約を取り付けることに成功。ただGW前だったので予約がいっぱいのため、GW合間の平日とGW明けに検査をすることに。
検査前の説明のために病院へ
GW中、検査前の診察のため病院へ。内視鏡検査は検査前に下剤を時間ををかけて飲むのですが、病院に行くと早速やっているぽい方がいました。
薬のような液体を紙コップで飲んでは、席を立って(おそらくトイレ?)の繰り返し。自分も近々やるのかと思うと緊張してきます・・。
予定時間よりかなり遅れつつも診察開始。診察というよりは「検査中にポリープや腫瘍のようなものが見つかった場合、そのまま取ります」「出血が伴う場合があります」といった内容に同意してサインをするというもの。
それが終わると当日の説明と薬を渡されて終了。
検査当日〜自宅で
検査当日。自宅で、朝から2L近い下剤を飲むことになります。一気に飲むと脱水症状になるため時間を区切って下剤と水を交互に飲んでいきます。
コップ2杯(40ml)を20分かけて飲み、コップ1杯の水(20ml)を10分かけて飲む。これを3セットぐらいやります。下剤なので合間にトイレに行くのですが、トイレに行っている間に時間が迫ってくるのと、下剤の味が不味くて、とても辛かったです。。
この3セットの間に大便が水状(何も入ってない状態)にならないと、30分休憩後、また1セット+1セットする必要があります。
幸い最初の3セットで綺麗な状態になったため、早めに苦痛から開放されました。
病院で検査
病院に行くと検査着に着替えて、しばし待機。周りを見てみると同じ検査の人が結構いる。当然先に終わった人もいて、車いすを押してもらって移動する人も・・・。
待つこと数分、順番が回ってきて診察台へ・・・。麻酔の注射を腕に打たれ、もの凄い激痛が走る。よく考えると今まで麻酔は歯医者の麻酔ぐらいしかやったことがないかも。体の麻酔ってこんなに痛いものなのねと冷静に考える余裕はあった(笑)
麻酔が効いている為、検査中は特に痛いことは無かった。カメラが入っているのでお腹がもぞもぞ動くのと目の前に自分の腸の中を映しだされたモニタがあり、眺めているとあっという間に終了。
終わったあと自分で歩けないので、先ほど見かけた人と同様に車いすで移動。麻酔が切れるまで(1時間程度)休んでいてくださいと言われる。知らぬ間に寝てしまい、起きると1時間が経っていた。
その後、診察があり先生から「異常なし。」との説明が。排便時に肛門が切れたりすると血液が混ざったりすることがあり、それだったんじゃないかということ。
まあ何事もなくて良かった。しかし麻酔が切れたあとお腹が猛烈に痛かったのと、全て出しきった為、数日便秘だったのも苦痛だった。
大腸がん検診で要精密検査。内視鏡検査をした話 まとめ
今回は大腸がん検診で要精密検査。内視鏡検査をした話について紹介しました。
検診から再検査まで、結構長い期間がかかりましたので心配な方は早めの検診をしたほうが良いですね。
30代後半ぐらいから、大腸がん発症数が多くなっていますが早期発見で完治することが多いと言われています。
しばらく健康診断もやっていないという方はこの機会に是非一度検診を受けてみてください。
最近では自宅で簡単に幅広い検査ができるキットがあるので非常に便利です。
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