更新:2016/8/28
サラリーマンのわたしには無関係ですが、もうすぐ夏休みですね。
夏といえば楽しみなのが花火大会。
今年も三脚を担いで何度か撮りに行く予定です。今日は最近ハマっている「福田式」の花火写真を紹介します。
※今日は写真多めです。
福田式って何?
福田式は花火写真家である金武武(かねたけ たけし)さんが、考案した撮影方法。
花火の基本的な撮り方は、打ち上げ中、シャッターを開きっぱなしに(露光)し、一定時間でシャッターを切り、火の光跡を撮ります。
その際、AF(オートフォーカス)は使わずマニュアルで、ピント調整をしておきます。
福田式は、露光中に、あえてピントを外してボケを作るというものです。
文字だと分かりづらいので後ほど作例も紹介します。
※ちなみに「福田」は金武さんの旧姓だそうです。
必要な道具
- カメラ
- 三脚
- レリーズ
- NDフィルタ
NDフィルタは必須ではなく、無くても撮れます。光が強い花火もあるので、あると長めに露光できるので撮りやすいです。
一眼レフでしか、試したことはないのですが、ピントリングでピント調整可能なカメラであれば、出来そうです。
なお、玉ボケを作るので、明るいレンズ、単焦点レンズのほうが上手く撮りやすいと思います。
※暗い中ピント調整をする必要があるので、ピントリングに無限遠(∞)のマークがついてるレンズのほうがやりやすいです。
撮影方法
準備
- 絞りを開放付近にする(F1.8、2.8など)
- あらかじめ無限遠にあわせるか、遠くにフォーカスをあわせてMFにする
- ISなど手ぶれ補正はオフにする
撮影
- 撮影モードをバルブ撮影に設定しておく。ISOは100に設定
- カメラを三脚に固定し、花火があがってくる方へ構える
- 花火があがったら、花火が開いたタイミングでピントをぼかし、シャッターを押す
- 花火がある程度開いたら、花火にピントをあわせ、シャッターから指を離す
引用:ヒトの目では見られない美しさを残す。“福田式”で撮る花火。 | 月刊「旅する大人のソニー」 | ソニー
ピントをずらす時に、近距離側にまわした時と、遠距離側にまわした時で、写り方が変わってきますので、いろいろ試してみると面白いです。
福田式の作例
全然下手クソなのですが、わたしの撮った福田式の写真を紹介します。
福田式を撮影するデメリット
普通の花火写真が撮れないです(笑)
なかなか上手くいかないことが多く、失敗量産するのも覚悟しないとダメですね。
前半で練習して、中盤から本番という心づもりで撮ると良いかもしれません。
最後に
本物の写真を見ると凹む程、出来が違うので、今年は少しでも近づけるようにたくさん花火写真を撮りたいなぁ。
今年もチャレンジしてきました!
参考リンク: