先日あるやり取りの返金手続きでPaypalを使う予定がありました。
Paypalの個人アカウントは以前から持っていましたが、普通のネットショッピングで決済したことがある程度。
アカウントがあれば処理はできるだろうなと軽い気持ちでいたところ、送金が出来ないと言われてしまった時の話です。
Paypalとは
今回の顛末の前にPaypalについて少し説明しておこうと思います。
Paypal(ペイパル)は世界で1億5,000万人以上に利用されており、アメリカを中心に広く普及している電子決済サービスです。
Paypalのアカウントがあれば、安全かつ低料金で国内や海外の取引先と決済や海外送金が可能です。
事業者側からしてもMasterCard、VISA、American Express、JCBなどの主要なクレジットカード決済に対応しており、入金も早いPaypalは魅力的です。
ちなみに最近では海外のガジェット通販サイトのGearBestを利用したときもPaypal決済で購入しましたのでアカウントは使えるはず。
Paypalで送金できない
いざアカウントへ送金手続きをしてもらうタイミングで「This recipient is currently unable to receive money.」というメッセージが出て送金できないと連絡がきました。
翻訳すると「この受信者は現在お金を受け取ることができません」という感じ・・・。
調べてみたところアカウントの本人確認手続きが終わっていないと、このようになるらしく本人確認すれば問題なさそうです。
Paypalで送金出来ないときの対応方法
本人確認手続きには「本人確認書類」「補完書類」など以下いづれかの組み合わせで提出する必要があります。
日本国籍の方
運転免許証
パスポート + 6ヶ月以内に発行された補完書類
住民基本台帳カード
健康保険証 + 6ヶ月以内に発行された補完書類
各種年金手帳 + 6ヶ月以内に発行された補完書類
各種福祉手帳 + 6ヶ月以内に発行された補完書類
日本国籍以外の方
在留カード
引用:PayPal(日本語) - ペイパル|サポート|よくあるご質問|本人確認手続き(パーソナルアカウント)
※本人確認書類は注意事項がありますので上記リンクでご確認ください。
補完書類は6ヶ月以内の公共料金の領収書(電気代・水道代・固定電話代)を提出します。
わたしは運転免許証と電気料金の領収書をそれぞれスマホで写真を撮り、フォームからアップロードしました。スキャナーなど使わなくとも綺麗に送れるので簡単です。
後ほど書類審査が行われ、転送不要書留郵便にて暗証番号が届くことになります。
氏名が違う!
あとはハガキが届けばOKだと思っていたところ・・・
「ペイパルアカウントの氏名と運転免許証の氏名の表記が違う」「
ペイパルでは提出書類とアカウントの表記が完全に一致している必要がある」とメールが届きました。
しかし氏名の表記変更はユーザー側ではできないのということらしいので連絡をしないといけません。
ペイパル側でやってくれるというなら、電話を掛ければいいだけなのでサクッと連絡します。
いくつか本人確認をした後、氏名の変更をしてくれました。しかしハガキは本日から7〜10日程度かかると言います・・・。
「ずいぶんかかるなぁ・・・」と思いつつも待つしかないので、電話を切ります。
ハガキが届いた
氏名の変更から10日後、暗証番号通知のハガキがやっと届きました。
ハガキを開くと暗証番号が書いてあります。
早速Paypalにログインすると暗証番号入力案内の通知が表示されているのでクリックして進めます。
暗証番号入力フォームが表示されるので、ハガキに書いてある5桁の番号を入力して「本人確認手続きを完了する」ボタンをクリック。
これで本人手続きは完了です。アカウントに登録してあるメールアドレスにも完了メールが届きます。ここにくるまで長かったですが、最後の手続きはあっという間に終了しました。
最後に
以上、今回はPaypalアカウントで請求できない&送金出来ないと言われた時の対応方法でした。
最初に送金出来ないと言われてから15日もかかっているので、やっと完了することが出来たなぁという印象です。
もしPayPalアカウントを持っているけど本人確認はしていないという方は早めに手続をしておくことをオススメします。
なお、2010年3月より日本居住者による非商用の送金は禁止されていますのでご注意ください。
なお、日本でペイパルアカウントを開設いただいた場合、ペイパルアカウント間での個人間送金サービスご利用いただけませんのでご了承ください。
引用:PayPal(日本語) - ペイパル|サポート|よくあるご質問|銀行口座との違い
最近では個人間決済もアプリで簡単に出来るようになりましたので利用シーンにあわせて便利なものをうまく使っていきたいものです。