軽量で収納がコンパクトなトラベル三脚が欲しいと思い、検討していたところ見つけたのがSIRUI(シルイ) A-1005 + Y-10セットでした。
購入して届きましたので早速紹介したいと思います。
SIRUI(シルイ)とは
SIRUI(シルイ)は、創業2001年の高品質プロ用三脚や雲台の 開発、製造を行っている中国の会社です。
日本での販売は2011年から。三脚の種類は用途などによってシリーズ分けされています。
Aシリーズ | 軽量コンパクト多機能 | A-1005+Y-10、A-1205+Y-11 |
---|---|---|
TXシリーズ | 旅行向け | T-1004、T-1204Xなど |
NXシリーズ | 小型〜大型(一脚として使用可) | N-1004X、N-1204Xなど |
3T・T-OXシリーズ | テーブル・小型三脚 | 3T-35K、T-024X+C-10Sなど |
ET・ENシリーズ | レバーロック式三脚 | ET-1004+E-10、ET-1204+E-10など |
RXシリーズ | ボールレベラー雲台対応大型三脚 | R-3213X、R-4213Xなど |
今回購入したAシリーズは軽量コンパクトながら機能も充実しておりバランスの良いタイプのようです。
開封
黒い箱は安っぽくなくて良い感じ。ただし手の脂がつくので注意。。
箱を開けるとしっかりした三脚ケースと保証書、六角レンチ、説明書などが入っています。
高級三脚ブランドGitzoを意識していそうな作りです。
同梱物
- SIRUI A-1005(三脚本体)
- Y-10(ボール雲台)
- ケース
- 六角レンチ(4種類)
- 保証書
- 合格証
- ストラップ
主な仕様
素材 | アルミニウム |
---|---|
パイプ段数 | 5段 |
最大/最小パイプ径 | 25/13mm |
地上最低高 | 350mm |
エレベーター下げ全高 | 1190mm |
開脚時全高 | 1490mm |
縮長 | 530mm |
格納時縮長 | 360mm |
SIRUI A-1005 + Y-10セットの特徴
良いところ
とにかく軽量コンパクトです。
比較対象としては適当ではないんですが、ManfrottoのMK190XPRO3と比較すると大きさも重さも半分程度。
脚は3段階に広がり、最大に広げると最低高35cmまで下げることが可能です。
脚の開脚機構は特許も取得しているらしく良くできています。開脚部スプリングのテストでは10万回作動後も劣化なく動作したらしいです。
コンパクトになると持ち運びが便利になる反面、堅牢性や使いやすさが犠牲になりますが使い勝手も悪くないレベル。
最大に上げるとアイレベルまでかろうじて届きます。
エレベーター最下部にはフックがありカメラバッグなど安定性を高めることも可能。
耐荷重10kgなのでそれほど気にせず掛けても大丈夫そう(メインで使っている6d+レンズでも1.5kg程度)。
脚はロックナット式で手早くセットアップすることができます。
このタイプは締め方が甘いとずり落ちてきそうで好きじゃなかったのですが、使ってみると全く問題なかったです。
なんとこの三脚、一脚にもすることができます。
一脚を組み立てる様子や折りたたむところも動画にしていますのでチェックしてみてください。
セットの雲台はボール雲台で水準器もついています。
クイックシューはアルカスイス互換。ネジでも六角レンチでも締められるようになってます。
クイックシューが滑り落ちづらいセーフティーロック機構(赤いボタン)
アルカスイス互換クイックシューで統一したいところですがコストがなかなか掛かりそうなので、マンフロットの雲台を使いたい。
ただ雲台変えちゃうとせっかくの軽さが半減してしまいそうなので、都度クイックシュー変えるのが妥当かもしれない・・・。
マンフロットのラバーグリップとは材質が違いますがウレタングリップがついています。冬場など寒い時期にはありがたいですね。
イマイチなところ
ほとんど不満は無いのですが、しいて言えば5段なので脚を伸ばすのが面倒というところでしょうか。
段数はコンパクトさを追求するとトレードオフなので仕方ありませんが、普段使っていたのが3段なので余計に面倒に感じます(苦笑)
まぁ慣れれば問題ないでしょう。
まとめ
SIRUI A-1005 + Y-10セットのポイントは以下の通り。
- 軽量コンパクト
- ミラーレス・軽量一眼レフ向け
- 耐荷重10kg
- 一脚にもなる
- アルカスイス互換クイックシュー
- 5段で脚を伸ばすのが面倒
- ケース付き
機能性、見た目、価格など含めかなり満足度が高いと思います。初めてのトラベル三脚にいかがでしょうか。
購入検討中の記事はこちら
その他の三脚の記事はこちら